Entries

スポンサーサイト

世界中を青い空が

とうとう、アルバム最後の曲に到達した。アルバムタイトル曲「世界中を青い空が」。僕はこの一曲に陽の目を見せてあげたいがためにこのアルバム制作を思い立ったといっても過言ではない。この曲を作ってから20年以上、様々な場所でこの曲を歌って来たが、実に多くのお客様から、賞賛をいただいてきた。やがて、これはなんとかして形にしてあげなければいけない、と思うに至ったのである。この曲の成り立ちを少し話してみよう。あれ...

春のおとずれ

「忘れずに〜キスをする〜〜♫」こんな歌を臼田が作り、恥ずかしげもなく人前で歌うようになるとは…。二十代の私を知る人なら、きっとそんな感慨を持つ違いない。思えば固い男であった。唯一、酒を飲んでいる時だけ柔らかかった(笑)。否、固かったからこそ、その緊張に耐えられず、酒を求めたのであろう(今も酒は飲むが、これは酒への愛である。なんつって)。二十代半ばの頃、友人であり音楽上の相棒でもあったアレンジャー亀田誠治...

ルドンの蝶

本日はアルバム11曲めの「ルドンの蝶」をご紹介。アルバム中で唯一歌詞のない曲。いや、歌詞をつけようかと思ったこともあるのだが、つけない方が良い、いや、つけようがない、という結論に達した「不思議系」の曲。不思議なものを僕の拙い言葉で定義することを避けた、とも言える。その不思議世界を、池田雅明君のピアノと、渡辺亮さんのパーカッションがみごとに演出してくれた。「ルドン」はあの、目玉や、奇妙な生き物や、花を...

恋は捨て身

この曲は、コメディである。が、同時に実話である。つまり、我が青春が、どれだけ喜劇的な悲劇であったかということである。「捨て身の恋」がもたらす結果は、たいてい悲劇的なものであるから。しかし、遠い青春の悲劇はもはや、今となっては明るい喜劇である場合が多い。20代の僕が、悩みの日々の中、よくぞこんな喜劇的作品を書いたものだ。褒めてやりたい。さて、この曲については書きたいことが山ほどある。が、いくつか記すと...

長い夜のどこかで

本日はアルバム9曲目「長い夜のどこかで」をご紹介。このアルバム13曲の中で、曲の体格から言って「嘆きの星」「世界中を青い空が」と並んで「重量級」トリオの一角。これを作曲した直後、「お、これはスメタナの『モルダウ』ではないか!」と驚いた。確かに冒頭の2小節はモルダウにちょっと似ている。そして、歌詞はというと、その頃映画館で観たジム・ジャームッシュ監督の"Night on earth"(邦題「ナイト・オン・ザ・プラネッ...

いつもの土曜日

本日は、アルバム「世界中を青い空が」から8曲めの「いつもの土曜日」をご紹介。一聴しておわかりのようにワルツである。臼田道成はワルツが好きなのである。というか、何か作曲しようとすると、自然にワルツになってしまうようだ。なにせ、高校生の頃ピアノで初めて作った曲がワルツだし、初めて作詞作曲した「その夢にかえて」(アルバム「風」所収)もワルツ。30歳の頃、なんと夢の中で作った曲も、ワルツだった(浴衣姿の松坂...

保谷

本日は、アルバム「世界中を青い空が」から7曲めの「保谷」をご紹介。全13曲なので、これがアルバムのど真ん中。この曲は、あまりに異色なので、ボーナストラックにするか、などと考えていたものだ。しかし、アルバムはきっちり「世界中を青い空が」で終わらせたい。さて・・と思ったが、ど真ん中は、結構良いポジションだったと思う。「異色」と書いた。何が異色であるか。まず、今回のアルバムでこの曲だけが共作であること。い...

My Bright Night

僕は「ボサノヴァ演奏家」である。というか、「音楽家と言っても、あなたの専門は何ですか?」と問われれば「ボサノヴァです」という習わしである。なのに、である。この新譜の全13曲のうちボサノヴァと呼べそうなものは、この6曲めの"My Bright Night"一曲である。あと「ルドンの蝶」に部分的にボサノヴァのリズムが使われているのみ。ボサノヴァ演奏家の看板返上かと疑われても仕方がない。しかも、その唯一のボサノヴァ曲が、真...
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。