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いつもの土曜日

本日は、アルバム「世界中を青い空が」から8曲めの「いつもの土曜日」をご紹介。
一聴しておわかりのようにワルツである。臼田道成はワルツが好きなのである。というか、何か作曲しようとすると、自然にワルツになってしまうようだ。なにせ、高校生の頃ピアノで初めて作った曲がワルツだし、初めて作詞作曲した「その夢にかえて」(アルバム「風」所収)もワルツ。30歳の頃、なんと夢の中で作った曲も、ワルツだった(浴衣姿の松坂慶子が小川の岸辺にしゃがんで物憂げに川面を見つめている。こちらに背を向けているので顔は見えていないが、僕にはそれが松坂慶子だとわかっている、そんな夢)。そうそう、すでにご紹介したアルバム5曲め「夢そのままで」も三拍子。
さて、自然にワルツになってしまう、と言いながら、実はこの「いつもの土曜日」には、あるお手本があった。リオを賛美する名歌"Valsa de uma cidade"(ある街のワルツ)である。カエターノ・ヴェローゾの歌でこの曲を知り、なんて美しい曲だろう、こんな曲が書けたらなあと思っていたら、この曲「いつもの土曜日」ができたのだ。作曲の種明かしをする作曲家も珍しい(笑)。いいんだ、別に。お手本があろうと、これは、断じて盗作なんかではない、明らかに僕の作品なのだから。しかも歌詞は、街を賛美する歌でなく、妻への感謝の歌。これもお手本、いや、モデルとなるご夫婦があった。誰とは言わないが、この曲が喚起するイメージにぴったりのご夫婦だった(と勝手に感じた)。
創造は、模倣から始まるとは真実で、しかし、お手本なりモデルへの「感動」が根本にあるならば、その模倣は必ずや良き創造につながる、と僕は信じる。

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