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9月前半の演奏後記

先月末のリリアでのコンサートの後、今月すでに3本のライブをこなした。
まずは1日、横浜能見台の「ぐりふぉれ屋」にて、フルートの小島のり子さんとのデュオでの演奏。この店は小島さんの紹介で、僕にとって今回が始めて。神奈川で演奏することじたい、一昨年の稲村ケ崎での演奏を入れてこれが二度目。そして埼玉から東京を越えてゆく僕にとってはじゅうぶん、「遠征」の感じだった。演奏の前に、小島姉と彼女の行きつけの蕎麦屋「一休」で実においしい蕎麦をいただいたのだが、その三時間後には、その蕎麦打ち名人氏が、僕らの演奏をほろ酔いで聴いて楽しんでいた。なんだか微笑ましいではないか。地元の人が、気軽に立ち寄って音楽を、文化を享受する場所があるというのはいいものだなと思った。17年のつきあいとなる小島姉との共演は、こんな気のおけない場所が似つかわしい。気持ちよく歌って、弾いて、終演後は急いで一杯飲んで、小走りで駅へ。二時間かけて終電で帰宅。


Andrea_cantando


5日は、ブラジルのリオから、イベント出演のため来日中だった歌手Andrea Amorimさんとのライブ。彼女はブラジル北東部のペルナンブーコでロック・シンガーとして活動していたが、ボサノヴァの大御所Roberto Menescal氏にスカウトされてリオに移り、その魅力的な声を活かす新たな方向性を模索しているようだ。そんな彼女とひょんな縁で、僕がギターと声でサポートしてライブを行うことになった。会場は西荻窪のAparecida。事前に短時間のリハーサルを一度やっただけであったが、僕らの間には"quimica"(相性)があるのだろうか、妙に息が合って、良いライブになったと思う。彼女は見事な入れ墨を衣装のようにまとったロック歌手。そのロック歌手が歌うボサノヴァは、カンツォーネを隠し芸とする僕の"濃い"ボサノヴァと、興味深い「化学反応」を起こして、一夜限りの稀有なボサノヴァ・ショーとなった。


sawanohana


11日は、昨夏も演奏した長野県佐久のOasis346において、やはり前回同様、小島姉とのデュオ・ライブ。実は、今回はライブの他にも目的があった。日本酒が大好きな小島姉(日本酒にまつわるオリジナル曲からなるアルバムを二枚出している)の希望で、僕のいとこが社長をつとめる伴野酒造の酒蔵見学をさせていただくことだ。佐久の銘酒「澤の花」を産する酒造で、100年以上の歴史を誇る。社長に懇切丁寧な説明とともに酒蔵を案内していただいた後は、お待ちかね「試飲」タイム。「吟醸」「純米」「ひやおろし」、と次々いただく。旨い!旨すぎる!しかし、この数時間後ライブが待っている。というわけで珍しく「ほどほど」で切り上げて、演奏会場へ。今回も親戚を含む40人を越えるお客さん(佐久は父の故郷であり、僕の第二の故郷である)であふれかえって、ありがたいことである。小島姉と、精一杯の演奏でそれに応えた。終演後は、いとこのお宅に招かれ、親戚の皆さんと打ち上げの会食。齢88でまだ本格登山をする"スーパーお爺さん"の叔父を筆頭に、相変わらず皆さん元気。飲む、食べる、話す、笑う、そのエネルギーにさすがの小島姉も舌を巻いておられた。また来夏、行きますからね。佐久の皆さん、お元気で!


oasis2011


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